はり灸やマッサージによって、あなたを自然と深い眠りへと導いていきます。

人間の3大欲求のひとつである睡眠。
以下のような症状を感じたら不眠症かもしれません!?



 

  • 寝付きが悪い
  • すぐに目が覚めてしまう
  • 寝ても夢ばかり見て寝た気がしない
  • 昼間の眠気がとれない


眠れない原因とその対処法

1.慨日リズムの狂い

慨日リズムの狂い


【原因】
人間の体内時計は24時間ではなく25時間の周期でセットされており、もともと夜1時間ずつ遅れていくようにできています。

それを主に光や社会的な行動、身体的運動などで24時間に調整して毎日生活しているわけです。

朝に光をあびることや規則正しい生活適度な運などがその調整
の役割を果たしている分、現代社会ではその24時間のリズムに調整
できず、もともと備わっている25時間のリズムに戻り、不眠という症状
がでてきやすいのは当然ともいえます。


【対策】
お仕事などの都合によりなかなか規則正しいという生活が難しい場合もありますが、どんな不調に対しても良い睡眠が一番の薬ということを考えて少しづつでも、体内時計を整えていきましょう。

2.セロトニン不足

原因】
不眠の場合、それがうつ症状からくることもあります。

うつ症状はセロトニン不足の状態です。睡眠を促すメラトニンという物質を作り出すのもセロトニンです。

そしてメラトニンとセロトニン両方に大きくかかわってくるのが、昼間に光にあたることと夜に暗いところで眠ることになります。

あたりまえの生活ですが、現代ではこの当たり前のことが難しくなっているのが現状ですね。

【対策】
昼間に光にあたり、夜に暗いところで眠る他、規則的なリズム運動(一番簡単にできるのが、歩くことです)やマッサージのように触れあうことでもセロトニンの分泌は促されます。


3.その人独自のリズム


【原因】
早寝早起きはもちろん推奨されるべき良い習慣ではありますが、万人にあてはまるわけではありません。
その人独自の体内時計があります。

朝型の人はこのページには無縁のように思われますが、夜勤など不規則な生活をしいられると体調を崩しやすいです。

逆に夜型の人は不規則には対応できるのですが、自由に過ごしてしまうと昼夜逆転になりやすいです。




【対策】
自分がどのような独自のリズムを持っているのかを把握してそれぞれに合った生活リズムをするよう努めていきましょう。

4.東洋医学診断からのアプローチ

【原因】
東洋医学では、

・寝付きが悪く鶏が鳴くころにやっと眠りにつくタイプの人は肝に問題がある

・寝入ってもすぐ目が覚めるタイプは脾に問題がある

というようにそれぞれの不眠のタイプや体の状態をみて証をたてて施術を行います。

東洋医学で言う肝は肝臓とは似てはいますが、ちょっと意味合いが異なります。

血のめぐりを司るという意味での肝であり、このタイプの人は頭に血が昇りやすく、イライラもしやすい。
夜になっても血が肝に戻らず体中(主に頭に)めぐっているので眠れないということです。

【対策】
はり施術により体中にめぐる旺盛な肝の気を少し弱めてあげるわけです。


5.心と体のコリ





原因】

考えごとをしたり気になることがあったりしてはまず眠れませんよね。

そんな時は頭が冴えて血流がしっかりあることでしょう。
そうするとあくびもでません。

あくびは脳の酸素不足、活動低下のサインでもあり、夜にあくびがでるのは『もう頭が休む準備をしているよ』ということなのです。

寝ても寝た気がしないという場合、肩や首のコリが見られることがよくあります。慢性化していてコリ感がないため自分ではなかなか気付けなく、ただ寝ても疲れが取れず、昼間に眠気を感じるような不快症状だけ感じる場合もあります。

【対策】
無理に考えごとをやめようといっても無理な話なので、そんな時にこそはり灸やマッサージ施術によって血流を頭から体の末端にいきわたらせてあげることで、自然に考えごとをやめることができます。
夜ではなく、また明日頭が冴えてから考えようという気持ちになれます。

また、質のよい睡眠のためにも自分では気付かないコリをしっかりと取っておいてあげましょう。